アトピー改善に水の対策を!

アトピーと水と腸

アトピーと水道水と「腸」

ご自身がアトピーの方や、お子さんがアトピーである親御さんなら
アトピー性皮膚炎が「食物アレルギー」から始まることはよくご存じだと思います。

アトピーは腸から始まります

まだ消化器官が十分に発達していない乳幼児に食物アレルギーが起り、⇒ アトピーになり、
⇒その後、気管支喘息やアレルギー性鼻炎・花粉症などに転化する、いわゆる「アレルギーマーチ」も非常に増えています。

腸には免疫細胞の60%以上が集中していて、免疫システムの要(かなめ)といえる場所。

問題は、腸のバリア機能が低下していることにあります。

そして、水道水が「腸のバリア」を壊す大きな原因になっているのです。


食物アレルギーはなぜ起こってしまうの?

「食物アレルギー」は、なぜ起こるのでしょうか?

普通ここで説明されるのが「Ⅰ型アレルギー」の話です。

アトピーとⅠ型アレルギーのしくみ

簡単に言うと、
十分消化されていないタンパク質が腸の粘膜から入り込んで
免疫細胞がその特定タンパク質(卵の白味のタンパク質など)を記憶。

再度そのタンパク質が未分解のまま入ってくると
IgE抗体がつくられてアレルギー反応をおこす、という流れです。

確かにそういうことなんですが、
問題は、「なぜ、未分解のタンパク質が入ってくるのか?」ということです。

タンパク質がきちんとアミノ酸まで分解されていれば
そもそもⅠ型アレルギー反応など起こらないわけですから。

つまり、
「腸の 消化機能 と ブロック機能 が きちんんと働いていない」ことが問題なのです。

問題は 、 動物性タンパク と 水道水

ではなぜ、「腸の消化機能とブロック機能がきちんんと働いていない」状態になるのでしょうか?

水道水と動物性タンパクが腸を悪化させる

消化能力の低下には
(1)動物性タンパク質の過剰
(2)水道水の塩素
という2つの要因が考えられます。

(1)動物性タンパク質はとくに消化しづらい栄養素です。
動物性タンパクを大量に食べると消化力が追いつかなくなり
小腸に長くとどまり腐敗を始めます。
腸内で硫化水素、インドール、アンモニア、メタンなどの有毒ガスが発生し
腸内環境を悪化させ、未分解タンパクが入り込みやすくなります。

(2)水道水の塩素も、その強い酸化力で粘膜細胞を破壊し
便秘や下痢を引き起こして有毒ガスをつくり、腸環境を悪化させます。
⇒やはり、未分解タンパクが入り込みやすくなります。

ですから、未分解のタンパク質が入り込んでアレルギーが起ることを防ぐには、

  • 肉などの動物性タンパク質を食べすぎないこと
  • 水道水をそのまま飲むことを控えること
    の2つが必要になります。

(便秘や下痢ではないか? 
 おならが多い、臭いなどではないか? をチェックしてください。)

大切なのは、IgA !

アトピーを防ぐIgA

腸には、未分解タンパク質が入ろうとしたときに
それをブロックする機能があります。

その役割を担っているのが、
IgA (免疫グロブリンA)です。

アトピー検査のひとつにIgE値測定がありますので
IgE(免疫グロブリンE)についてはご存じの方が多いと思いますが、
IgEは、侵入してしまった異物を攻撃する働きでⅠ型アレルギーの原因となり、
IgAは、異物が侵入するのを未然に防ぐ働きをします。

そしてアトピーの人は必ずしもIgE値が高いわけではありませんが、
IgA値については、ほとんどの場合「低い値を示す」という共通性が見られます。

つまり、アトピーは「IgE値が高いことが原因ではなく」
「IgA値が低いことが原因」と言えるのです。

IgAとアトピー

IgAは、腸粘膜のパイエル板という場所で免疫B細胞から分泌され
腸菅腔(食べ物が通るところ)で有害菌や未分解の食物が通過するのをブロックします。

さらにIgAは、アレルギーを起こすIgEが産生されるのを抑える働きをしています。

アトピーの原因となる食物アレルギーは、IgAによって防がれていて
IgAがきちんと働いていることがとても大切なのです。

*腸のパイエル板で刺激を受けたB細胞は血管・リンパ管を通って移動し
 目・鼻・気管支・肌などの粘膜で IgA を産生します。
 アトピー、喘息、鼻炎、花粉症などを起こすアレルゲンをブロックするIgAは、
 腸の健全な状態が必要なのです。

水を変えてみましょう!

では、IgAがきちんと機能しない状態はどうしてつくられるのでしょうか?

一番に考えられるのが、
IgAを産生する免疫細胞がいる「腸の粘膜」が壊れた状態にあることです。

腸粘膜の破壊は、先にあげた「動物性タンパク(特に肉)の過剰」と「水道水の塩素」が
大きな要因になります。

また、腸の免疫は、乳酸菌など腸に常住する善玉菌と連携して働いています。

腸内が、悪玉菌優位になると正常なブロック機能が働かなくなります。

そして、悪玉菌が増え、腸内環境が悪化する原因もやはり
動物性タンパク、水道水の塩素が考えられるのです。

アトピーの原因となる「食物アレルギー」をなくしていくには
アレルゲンとなる食材に気をつけるだけでなく、

  • 肉食の量を減らすこと
  • 塩素が大量に残留している水道水をなるべく飲まないようにすること
    が必要になります。

水を変えること

アトピーやアレルギーを改善する、すぐにできる方法の一つです。

ぜひ、取り入れてみてくださいね。



『アトピーと水』 ページ案内

水道水とアトピー
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アトピーと乳酸菌


『アトピーの原因と食事改善』ページ案内

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